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1×1=2 二人の仕事

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1×1=2 二人の仕事  
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  • ■商品名:1×1=2 二人の仕事
  • ■著者:澄 敬一×松澤紀美子 解説・ブックデザイン/山口信博 撮影/大沼ショージ 編集/大谷道子
  • ■価格:2,376円(本体2,200円+税8%)
  • ■ISBNコード:978-4-89977-201-9
  • ■本のサイズ:A5判/フルカラー112ページ
  • ■発売日:2007-11-22
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内容

一人と一人で、二人。
そこから生まれるデザイン。
この二人の美しい仕事と佇まいを、
どうしても知ってほしかった。
朽ちかけた、洗いざらしのお椀とバットに、どうしてこんなに惹きつけられるのか。色のない布の肌触りが、なぜこれほど優しいのか。その空間に一歩、足を踏み入れると、やわらかな光をたたえた薬缶の、鳴かない鳩時計の、器にしっとりと置かれたケーキの、静謐な佇まいにはっとする。
かつて池尻大橋で異彩を放っていたアンティークショップ『push me pull you』のオーナー・澄敬一と、麻布十番で多くの人に愛されたカフェ/ショップ『petit cul』のオーナー・松澤紀美子。独特の視線とものづくりへのこだわりを持つ一人と一人が出会い、二人となって新たに営みはじめた、まだ名前を持たない空間があります。
そこに流れる空気と、生み出された数々のものたちの姿が、一冊の美しい本になりました。
木。アルミ。布。ガラス。装飾という装飾をさっぱりと洗い流し、一つ一つ磨きこんだものたち。彼らは日々、壊れたものを繕い、旧いものをリモデルしながら、すべての「もの」の中に宿る可能性という名の生命を、その手ですくい出してみせます。簡素でありながらあたたかく、ウィットを秘めたクリエーション。アートとは。生きるとは。彼らが生み出したものたちが放つ命題はときに哲学的であり、知的な刺激に満ちていながら、同時にこの世界に対するおおらかな愛情を感じさせます。
早くからさまざまなジャンルのアーティスト、クリエーターに注目されてきた彼ら二人の仕事。その全貌を、彼ら自身による作品紹介、および長年の友人でありその世界に魅せられる一人・グラフィックデザイナーの山口信博が解説し、大沼ショージのカメラが捉えました。彼らにとって、本邦初となる作品集です。

目次

クリックすると表示されます
澄敬一の仕事
(時間と、人と電気で咲く花メンテナンス ほか)
松澤紀美子の仕事
(収めきれない巾着袋色のない布行為を消す ほか)
二人の仕事
(トレイは運ぶ手で作る家具張り替えていく ほか)

著者プロフィール

澄敬一
1964年、北海道函館市に生まれる。長子。水瓶座、AB型。父はトラピスチヌ女子修道院の修繕、増改築などを手がける工務店を経営。幼少時より工事の残材、解体作業で出た廃品などで積木遊びをして育った、「内向的で人見知り」な子どもだった。中学時代は美術部に所属。ほかSF・推理小説を愛読し、テレビは外国映画番組が主。
夜間4年制の工業高校の建築科に進学。昼は父の会社で大工、建具職人の手元をして過ごす。その後、学校から斡旋された設計事務所、建築コンサルタント会社でアルバイト。国道沿いのラブホテルの図面、事業用地の現況図を描くなどする。
18歳で東京都内の建築専門学校の入学を辞退し、都内の住宅設計施工販売会社に入社。3カ月で退社。その後、建築積算事務所でアルバイト。3カ月で退社。
給料の良さと木登り好きであったことから、ビルの窓拭きのアルバイトを開始。音楽好きの同僚に影響され、クラシック音楽を聴き始める。とくにグレゴリオ聖歌は、30種類集めて聴き比べたほど。
早稲田大学理工学部専門学校建築科へ入学。担当教授から「君の設計は構造主義的」と指摘される。同時に三省堂神田本店でのアルバイトも始める。
借金をして3週間、欧州建築見学旅行へ。帰ってから返済のため、また窓拭き。その後、休学して1カ月、トルコ共和国を旅する。モスクよりも、やはりキリスト教の教会に惹かれる。
授業料滞納により学籍抹消。六本木通り沿いの設計事務所に採用される。3年間勤務ののち退社し、またトルコ共和国へ行き、4カ月かけてギリシャ、ユーゴ、ブルガリア、ルーマニア、ハンガリーを廻る。
帰国後、窓拭きをしながら下北沢のアパート室内に大きな宗教画を描く。美術熱が高まり、図書館に通ってさまざな本を読む。フランスで1ヶ月過ごす。
また、日々、現場へ向かう途中、多摩川の土手へ降り、落ちていたものを拾い始める。このころ、SF作家ウイリアム・ギブスンの影響を受ける。
38歳、貯金を元手に不動産屋へ行き、インテリアショップを開きたいと申し出る。3軒目で見つかった池尻大橋の物件を3カ月かけて自ら内装し、『push me pull you』を開く。ニューヨーク、ヨーロッパ各国で買い付けたもの、知り合いから譲り受けた美術書、多摩川下流で拾い上げたものなどを並べる。
同時に、内装の仕事も始める。
ファッションブランド『vetement』ショップ、現代美術のギャラリー『LA GALERIE DES NAKAMURA』(早稲田鶴巻町)、美容室『ecouter』(渋谷区神宮前)、スタジオ『school』(世田谷区池尻)、洋品店『HABERDASHERY』(渋谷区神宮前)、見永邸(大田区蒲田)、Lionビル(台東区浅草)などを手がける。
39歳、松澤紀美子と出会う。『push me pull you』を閉店

松澤紀美子
1969年、岡山県倉敷市に生まれる。のちに、愛知県岡崎市に一家で転居。双子座、O型。上に姉ひとり。
2歳のとき、姉を追いかけて肥溜に落ちる。また、母が目を離したすきにプールへ転落。水恐怖症になる。
3歳のとき、走行中の自家用車のドアを開け、転落。人と違うことをしたがり、よく叱られる子どもだった。
小学校のとき、危険物置き場でガラスの破片の上に転落して気絶。高所恐怖症になる。
同じころ、姉の勧めでバトン部に入るが、すぐに退部。顧問に「お姉ちゃんの言うことなら何でもきくの?」といわれ、自分のことは自分で決めることにする。バスケット部へ転部。
同時に、家事好きの母に影響され、手芸、料理などに興味を持ちはじめる。とくに、料理に合わせた器選びに熱心だった。
高校に入り、陶芸に興味を持つ。焼締め、粉引、織部など。喫茶店でのアルバイトも始め、コーヒーの味を覚える。
卒業後、店を辞め、市役所でアルバイト。24歳、幼少時からのアトピー性皮膚炎が悪化し、2年間休養する。
26歳、無印良品でアルバイト。
27歳、上京。『暗闇阪 宮下』へ勤める。空間と料理、料理と器などについて考える。古道具へも興味を持ちはじめる。
32歳で『宮下』を辞め、食のみ、物のみでなくどちらもある店を目指して、麻布のアパートで暮らしながら『petit cul』を開く。内装のデザインは猿山修。
34歳、澄敬一と出会う。『petit cul』を閉店。
2005年、澄敬一、松澤紀美子、早稲田に転居。
元製本工場であった一軒家を借り、新しい仕事と生活の場を作りはじめる。
現在も、二人のいる場所と活動に名前はついていない。
(本書より)

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