住宅/建築

五一C白書 私の建築計画学戦後史

住まい学大系 第2期・始動
コンパクトな本でありながら、きちんと時代を捉え、建築を読み解く本として定評のある「住まい学大系」が、7年の冬眠状態から目覚め、第二期の活動に入りました。
記念すべき第101巻は、建築計画学の第一人者・鈴木成文さんの『51C白書 私の建築計画学戦後史』です。
戦後、鉄筋コンクリート造公営住宅普及のために、1951年に標準設計された、通称「51C」型住宅。著者は東京大学吉武研究室において、吉武泰水とともに設計に関わりました。今日まで何度も議論された「51C」について、この本では当時の状況を詳細に再現し、さらにその後の建築計画学の流れと展開を書き下ろしています。年譜や事項・人名解説、文献に至るまですべて著者自身の手によるものです。
丁寧に語られる文章はわかりやすく、また資料性に富み、研究者だけでなく、建築を学ぶ若い人たちにも是非おすすめしたい本です。
コンパクトな本でありながら、きちんと時代を捉え、建築を読み解く本として定評のある「住まい学大系」が、7年の冬眠状態から目覚め、第二期の活動に入りました。
記念すべき第101巻は、建築計画学の第一人者・鈴木成文さんの『51C白書 私の建築計画学戦後史』です。
戦後、鉄筋コンクリート造公営住宅普及のために、1951年に標準設計された、通称「51C」型住宅。著者は東京大学吉武研究室において、吉武泰水とともに設計に関わりました。今日まで何度も議論された「51C」について、この本では当時の状況を詳細に再現し、さらにその後の建築計画学の流れと展開を書き下ろしています。年譜や事項・人名解説、文献に至るまですべて著者自身の手によるものです。
丁寧に語られる文章はわかりやすく、また資料性に富み、研究者だけでなく、建築を学ぶ若い人たちにも是非おすすめしたい本です。

年譜
第一章 戦後復興と公営住宅
第二章 建築計画学の発進と「51C」設計
第三章 住宅の商品化と「nLDK」
第四章 住み方の多様化と順応型住宅
第五章 領域論と住居の開放性
第六章 建築計画学の理念
事項・人名解説
参考文献・主要論文・研究報告
第一章 戦後復興と公営住宅
第二章 建築計画学の発進と「51C」設計
第三章 住宅の商品化と「nLDK」
第四章 住み方の多様化と順応型住宅
第五章 領域論と住居の開放性
第六章 建築計画学の理念
事項・人名解説
参考文献・主要論文・研究報告
鈴木成文
1927年、東京生まれ。東京大学第一工学部建築学科卒業、同大学院修了。大阪市立大学講師、東京大学助教授、同教授、同名誉教授。神戸芸術工科大学教授、同学長、同名誉教授。工学博士。東京大学卒業時より、吉武泰水助教授(当時)の下、建築計画学の理論確立に参加するとともに、戦後復興期における住居、また学校・病院など公共施設計画の研究につく。公営住宅初期の標準設計「五一C」型の設計には研究室の一員として参加、その後も住居および集合住宅研究を通して、建築計画学の理論化につとめてきた。1979 年日本建築学会賞、2001年同学会大賞を受賞。著書(共著を含む)は『集合住宅 住戸』、『集合住宅 住区』、『建築計画』『「いえ」と「まち」』、『住居論』、『住まいの計画・住まいの文化』、『集合住宅計画研究史』、『住まいを読む』など多数。戦時、東京空襲に焼け残った書庫を根城として、現在も多方面にわたる、よく学びよく遊びの日々である。神戸芸術工科大学時代の『学長日記』、それに続く『文文日記』はwebにより発信され、また自らの挿絵入りで本にもまとめられて、著者の変わらぬ元気に接することができる。
(本書より)
1927年、東京生まれ。東京大学第一工学部建築学科卒業、同大学院修了。大阪市立大学講師、東京大学助教授、同教授、同名誉教授。神戸芸術工科大学教授、同学長、同名誉教授。工学博士。東京大学卒業時より、吉武泰水助教授(当時)の下、建築計画学の理論確立に参加するとともに、戦後復興期における住居、また学校・病院など公共施設計画の研究につく。公営住宅初期の標準設計「五一C」型の設計には研究室の一員として参加、その後も住居および集合住宅研究を通して、建築計画学の理論化につとめてきた。1979 年日本建築学会賞、2001年同学会大賞を受賞。著書(共著を含む)は『集合住宅 住戸』、『集合住宅 住区』、『建築計画』『「いえ」と「まち」』、『住居論』、『住まいの計画・住まいの文化』、『集合住宅計画研究史』、『住まいを読む』など多数。戦時、東京空襲に焼け残った書庫を根城として、現在も多方面にわたる、よく学びよく遊びの日々である。神戸芸術工科大学時代の『学長日記』、それに続く『文文日記』はwebにより発信され、また自らの挿絵入りで本にもまとめられて、著者の変わらぬ元気に接することができる。
(本書より)