デザイン

おじいちゃんの封筒 〜紙の仕事

身近にあって、不要なもので作った“紙の仕事”、
こんな何の変哲もないものが
こちらの心に強く響いてくるのは
どうしてなのだろう。
……………………………………坂田和実
2005年の夏にもうすべて無くなっていたと思い込んでいた封筒達と何年ぶりかに再会しました。
それは祖父が80歳くらいから95歳まで、朝から晩まであらゆる紙で作っていたものでした。(中略)
でも当時は封筒を作っていることがあまりにも当たり前だったので、とりたてて大切に思うような感じではなかったのですが、久々に見た封筒は全然違うものに見えました。(中略)
一日中ただ作り続けていたら、こんなにも表情のあるものになっていたようです。
繰り返された毎日から生まれた封筒に、大きな力を感じています。
……………………………………本文より
こんな何の変哲もないものが
こちらの心に強く響いてくるのは
どうしてなのだろう。
……………………………………坂田和実
2005年の夏にもうすべて無くなっていたと思い込んでいた封筒達と何年ぶりかに再会しました。
それは祖父が80歳くらいから95歳まで、朝から晩まであらゆる紙で作っていたものでした。(中略)
でも当時は封筒を作っていることがあまりにも当たり前だったので、とりたてて大切に思うような感じではなかったのですが、久々に見た封筒は全然違うものに見えました。(中略)
一日中ただ作り続けていたら、こんなにも表情のあるものになっていたようです。
繰り返された毎日から生まれた封筒に、大きな力を感じています。
……………………………………本文より


★★★★★
おじいちゃんの封筒
2013/02/18

ごくふつうの紙を使って
おじいちゃんの作られた
封筒の写真が並んでいる
それだけといえば
それだけの本です
日帰りでも行けるのに
逢いに行かなかったなぁ
父を思って年末年始
パラリパラリ見ていました
おじいちゃんの作られた
封筒の写真が並んでいる
それだけといえば
それだけの本です
日帰りでも行けるのに
逢いに行かなかったなぁ
父を思って年末年始
パラリパラリ見ていました
★★★★
「封筒」という生き様。
2013/02/18

「年寄りは手を動かすほうが健康にいい」
と始めた、おじいちゃんの「紙の仕事」。
本の中身はひたすらおじいちゃんの作った
封筒の写真が並んでるだけなんだけど、
時代感のあるいろんな紙で丁寧に作られた封筒たちには、
物語があってドラマがある。
おじいちゃんの言葉が、
おじいちゃんの表情が、
おじいちゃんの心が、
おじいちゃんの歴史が、
そこにある。
不思議だけど、封筒を眺めてるだけで
ちょっと涙が出た。
と始めた、おじいちゃんの「紙の仕事」。
本の中身はひたすらおじいちゃんの作った
封筒の写真が並んでるだけなんだけど、
時代感のあるいろんな紙で丁寧に作られた封筒たちには、
物語があってドラマがある。
おじいちゃんの言葉が、
おじいちゃんの表情が、
おじいちゃんの心が、
おじいちゃんの歴史が、
そこにある。
不思議だけど、封筒を眺めてるだけで
ちょっと涙が出た。
★★★★
ルーティン・ワークの美しさを感じる1冊
2013/02/18

元大工の棟梁だったおじいちゃんが、
現役引退後「手を動かすために」と制作し続けた封筒コレクション。
卑近な材料を使うこと、そしてルーチン・繰り返すことの力が放つ美しさを感じた。
使う当てもなく作られたもの」というところに、哀愁と純粋さを感じてしまう。
おじいちゃんの人柄・仕事ぶりがうかがい知れる、
律儀でシンプル、使い勝手優先な封筒のフォルムの美しさに感激。
現役引退後「手を動かすために」と制作し続けた封筒コレクション。
卑近な材料を使うこと、そしてルーチン・繰り返すことの力が放つ美しさを感じた。
使う当てもなく作られたもの」というところに、哀愁と純粋さを感じてしまう。
おじいちゃんの人柄・仕事ぶりがうかがい知れる、
律儀でシンプル、使い勝手優先な封筒のフォルムの美しさに感激。