デザイン

新・包結図説

人類学者・石倉敏明氏の『「包み」と贈与』』の包みの論考、
民俗学者・小川直之氏の『「むすび」の精神史』の結び論。
それに加え、「おくる」、「折りのデザイン」で本文が構成され、
後半では、その模索から生み出された折形デザイン研究所の
八年間の仕事が美しい写真で紹介されています。
日常生活の場で生き生きと命を持って機能するものとして、
「折形」を考えたいと思う。包みと結びの造形が持つ美しい形、
そのやりとりのしきたりや振舞、そして、相手を思いやる気持ち。
それらを、生活の中に美しい伝統として、われわれは持っていたはずだ。
暮らしの中にそれらをとり戻すためには、
『新』という部分が重要だと思う。………「おわりに」より
民俗学者・小川直之氏の『「むすび」の精神史』の結び論。
それに加え、「おくる」、「折りのデザイン」で本文が構成され、
後半では、その模索から生み出された折形デザイン研究所の
八年間の仕事が美しい写真で紹介されています。
日常生活の場で生き生きと命を持って機能するものとして、
「折形」を考えたいと思う。包みと結びの造形が持つ美しい形、
そのやりとりのしきたりや振舞、そして、相手を思いやる気持ち。
それらを、生活の中に美しい伝統として、われわれは持っていたはずだ。
暮らしの中にそれらをとり戻すためには、
『新』という部分が重要だと思う。………「おわりに」より

つつむ(「包み」と贈与
贈り物の根底を支えるもの)
むすぶ(「むすび」の精神史
折口信夫の「むすび」論)
おくる(父の贈り物
包むということ ほか)
折りのデザイン(地と図に相即を学ぶ
二重三角からねじれ折りへの展開 ほか)
折形デザイン研究所の仕事
贈り物の根底を支えるもの)
むすぶ(「むすび」の精神史
折口信夫の「むすび」論)
おくる(父の贈り物
包むということ ほか)
折りのデザイン(地と図に相即を学ぶ
二重三角からねじれ折りへの展開 ほか)
折形デザイン研究所の仕事
執筆者略歴
石倉敏明(いしくら・としあき)
1974年生。人類学者、神話研究者。多摩美術大学芸術人類学研究所助手。
2009年、アーティスト・高木正勝氏とともにCD+神話集。『Tai Rei Tei Rio』(エピファ二—ワークス)をリリース。
小川直之(おがわ・なおゆき)
1953年生。民俗学者。國學院大學文学部教授。著書に『摘田稲作の民俗学的研究』(岩田書院 1995)、『歴史民族論ノートー地蔵・斬首・日記—』(岩田書院 1996)、編著書に『折口信夫・釋迢空 その人と学問』(おうふう 2005)、『日本民族選集』第一回全七巻(クレス出版 2009)ほか、論文多数。
山口信博(やまぐち・のぶひろ)
1948年生グラフィックデザイナー。有限会社山口デザイン事務所代表。2001年より折形デザイン研究所主宰。俳句結社「澤」同人。著書に『白の消息』(ラトルズ 2006)がある。
(本書より)
石倉敏明(いしくら・としあき)
1974年生。人類学者、神話研究者。多摩美術大学芸術人類学研究所助手。
2009年、アーティスト・高木正勝氏とともにCD+神話集。『Tai Rei Tei Rio』(エピファ二—ワークス)をリリース。
小川直之(おがわ・なおゆき)
1953年生。民俗学者。國學院大學文学部教授。著書に『摘田稲作の民俗学的研究』(岩田書院 1995)、『歴史民族論ノートー地蔵・斬首・日記—』(岩田書院 1996)、編著書に『折口信夫・釋迢空 その人と学問』(おうふう 2005)、『日本民族選集』第一回全七巻(クレス出版 2009)ほか、論文多数。
山口信博(やまぐち・のぶひろ)
1948年生グラフィックデザイナー。有限会社山口デザイン事務所代表。2001年より折形デザイン研究所主宰。俳句結社「澤」同人。著書に『白の消息』(ラトルズ 2006)がある。
(本書より)