アート

Daily Life 辻和美ガラス作品集

この世界をさまざまに隔てているもの——
ガラス作家・辻 和美は、日常に潜む「境界」を意識しながら、生まれ育った金沢をベースに制作を続けています。
透き通っていても、存在している。怜悧なのに、愛嬌がある。ひび割れ、ときに粉々に砕ける運命を持ちながら、今この一瞬、確かにここにある。
彼女の作品から滲む、ガラスという素材の儚さと同一線上にある強さと、凛々しさ。
それが、料理家、スタイリスト、美術関係者をはじめとする多くのファンを魅了する理由かもしれません。
本書に登場するのは、日常使いのグラスから美術作品に至るまで、どれも限りなく装飾性を削ぎ落としたもの。
だからこそより濃密となったガラスの気配に、写真家・小泉佳春が目を凝らし、一瞬一瞬、丹念に撮り下ろしました。
澄んだ空気。居心地の良い場所。些細なこと。つまり、《Daily Life》。
あらゆる「さかいめ」に触れながら、普通に生きている日常、その奇跡を写しとった、待望の作品集です。
ガラス作家・辻 和美は、日常に潜む「境界」を意識しながら、生まれ育った金沢をベースに制作を続けています。
透き通っていても、存在している。怜悧なのに、愛嬌がある。ひび割れ、ときに粉々に砕ける運命を持ちながら、今この一瞬、確かにここにある。
彼女の作品から滲む、ガラスという素材の儚さと同一線上にある強さと、凛々しさ。
それが、料理家、スタイリスト、美術関係者をはじめとする多くのファンを魅了する理由かもしれません。
本書に登場するのは、日常使いのグラスから美術作品に至るまで、どれも限りなく装飾性を削ぎ落としたもの。
だからこそより濃密となったガラスの気配に、写真家・小泉佳春が目を凝らし、一瞬一瞬、丹念に撮り下ろしました。
澄んだ空気。居心地の良い場所。些細なこと。つまり、《Daily Life》。
あらゆる「さかいめ」に触れながら、普通に生きている日常、その奇跡を写しとった、待望の作品集です。

辻和美/ガラス作家
1964生まれ、石川県金沢市在住。金沢美術工芸大学商業デザイン科を卒業後渡米、カリフォルニア美術工芸大学でガラスを学ぶ。金沢卯辰山工芸工房・ガラス工房専門員を経て、1996年にガラスデザイン・制作のユニット「factory zoomer」をスタート。同時に現代美術の活動を始める。1999年、金沢に工房を設立。以後、国内外で展覧会多数。
小泉佳春/写真家
1960年生まれ、東京都杉並区在住。東京写真大学(現・東京工芸大学)卒業。写真家・上田義彦氏に師事。『有元葉子の料理の基本』(幻冬舎)『私の好きな日本』(JAF MATE社)『樋口可南子のものものがたり』(集英社)『台所目録』(地球丸)『美しいもの』(新潮社)『素と形』(ラトルズ) ほか多数の書籍、雑誌、広告の撮影を手がける。
(本書より)
1964生まれ、石川県金沢市在住。金沢美術工芸大学商業デザイン科を卒業後渡米、カリフォルニア美術工芸大学でガラスを学ぶ。金沢卯辰山工芸工房・ガラス工房専門員を経て、1996年にガラスデザイン・制作のユニット「factory zoomer」をスタート。同時に現代美術の活動を始める。1999年、金沢に工房を設立。以後、国内外で展覧会多数。
小泉佳春/写真家
1960年生まれ、東京都杉並区在住。東京写真大学(現・東京工芸大学)卒業。写真家・上田義彦氏に師事。『有元葉子の料理の基本』(幻冬舎)『私の好きな日本』(JAF MATE社)『樋口可南子のものものがたり』(集英社)『台所目録』(地球丸)『美しいもの』(新潮社)『素と形』(ラトルズ) ほか多数の書籍、雑誌、広告の撮影を手がける。
(本書より)