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68000とMacintosh Toolbox詳解

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68000とMacintosh Toolbox詳解  
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  • ■商品名:68000とMacintosh Toolbox詳解
  • ■著者:柴田文彦
  • ■価格:3,278円(本体2,980円+税10%)
  • ■ISBNコード:978-4-89977-517-1
  • ■本のサイズ:A5/1C/472ページ
  • ■発売日:2022-06-27
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内容

初代Macintoshの神髄をプログラミングで愉しむ

初代MacintoshのFinder上で起動するアプリケーションの作成課程を、MC68000のアセンブリ言語だけで記述した全ソースコードを示して解説。
ソースコードを入力し、アセンブルしてアプリケーションとしてリンクする工程を実体験できる環境構築法や一般的なパソコン上で初代Macのエミュレータを動かして開発環境を構築し、実際にアプリケーションを作り動かしてみる方法も詳しく解説します。
すべてアセンブリ言語で記述することで68000に慣れ親しみ、ToolBoxをより深く理解できるのです。

本書はじめにより

本書はそのタイトル通り、モトローラ社製のマイクロプロセッサーMC68000と、それを採用したApple社製のパーソナルコンピューター、初代Macintoshについて述べたものです。
Macintoshについては、主にそのROMに内蔵されたプログラム、Toolboxについて詳しく解説しています。

レベルとしては、初代Macの基本的なアプリケーションを、
読者が68000のアセンブリ言語によって記述できるようになるだけの詳しさであることを自負しています。

このように、特定のCPUと、それを採用するパソコンのROMの内容を2本の柱として解説するという点では、前著の「6502とApple IIシステムROMの秘密」も同じ趣向でした。
そこでも、アセンブリ言語による簡単なApple II上でのプログラミングの例を示しましたが、内容はApple IIのグラフィック機能のシンプルなテストプログラムのようなものに過ぎませんでした。
本書で示しているサンプルプログラムは、それとは質、量、ともにまったく異なるレベルのものです。

実際に初代MacのFinder上でダブルクリックして起動できる独立したアプリケーションを数本作成する過程を、全ソースコードを示しながら解説しています。

さらに、活字で読む仮想的なプログラミング体験だけでなく、実際に手を動かしてソースコードを入力し、アセンブルしてアプリケーションとしてリンクする工程を実体験できるような環境の作り方も示しました。

現在の一般的なパソコン上で初代Macのエミュレーターを動かして開発環境を構築し、実際に初代Mac用のアプリケーションを作成して動かしてみる方法も詳しく解説しているのです。

初代のMacintoshのアプリケーションは、68000のアセンブリ言語、またはPascal、あるいはそれらの組み合わせで記述するように設計されていました。
しかし当時はC言語が急速にユーザーを増やした時期でもあり、Macの登場からほどなくして、Macでも主要な開発言語は徐々にC言語に移行していきました。
いずれにせよ、当時でもMacのアプリケーションを68000のアセンブリ言語だけで記述するのは、それほど普通のことではなかったのです。

そこを本書では、高級言語はいっさい使わずに、あえてすべてアセンブリ言語で記述することにしました。
それによって68000に慣れ親しむことができるのはもちろん、MacのToolboxのことも、より深く理解できると信じたからです。
1984年にMacが登場してから今年(2022年)で38年になります。その間、私は様々な世代のMac本体や、そのアプリケーション、あるいは周辺機器について、数え切れないほどの記事を書いてきました。
それでも、やり残した感がずっとあったのが、この初代Toolboxの解説書を書くことでした。
Toolboxに触れたことがきっかけで、私の趣味、仕事、人間関係が大きな影響を受けたことは間違いありません。
私の人生が変わってしまったと言っても過言ではないほどです。
今後、初代のMacintoshについて一冊の本を書くことはないでしょう。
こうした意味で、本書は私自身の仕事の原点でもあり、集大成でもあります。
この地球上で最も多くの人に最も大きな影響を与えたパーソナルコンピューター、Macintoshの真髄をお楽しみください。
2022年春 柴田文彦

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